血液型占い
日本で大人気の血液型占い、命占の分類に入ります。血液型占いは、ABO式血液型を4つの属性として占います。
日本特有の占い方法のひとつとされていて外国ではあまり人気がなく、
国によっては自分の血液型を知らない人もいるくらいだそうです。日本では考えられませんよね。
自分も日本にいるのでよく分かりませんが、日常的に相手に血液型を聞くのは外国の方にとっては
悪い印象を持たれる場合もあるそうですので気をつけましょう。
数ある占いのうちで、最も属性の数が少ないとされている血液型占い。 血液型性格分類とごっちゃになっていますが、こちらは性格の他、運勢や相手との相性も占うようです。 この占いはA・B・O・AB型の4種類を占うため、 一般の人々にも簡単に覚えられるし手軽にできることから 人気となりましたが、反対に、人間をたった4つで分類できるわけがない、 といった声もたくさん出てきて大論争になりました。
- ■占い方
- 血液型占いの具体的な占い方を解説した本が見つからないため、詳細は不明です。
占い師によっては、血液型占いに星座占いなどを併用して占うことがあります。
Rh式、HLA型といった型が占いの対象になることは滅多にありません。 - ■血液型性格分類
- 人の性格を血液型で分類しようとするものです。
現在、血液型占いというとこのことを意味することが多くなっています。
ABO式血液型による分類ですが、一方では白血球の型なども含めた
全般的な分類を指していることもあります。血液型人間学と呼ぶ方もいるようです。
血液型占いの歴史
一番初めは、1916年に、原来復という医師が血液型と気質の研究を行ったことからとされています。注目を集め始めたのは昭和初期になってからでした。
教育学者の古川竹二の論文で「血液型による気質の研究」が発表され、
1932年に「血液型と気質」という本が出版されました。
独自の手法が書かれていて、一致率は実に80%とされました。
この学説は、医学教授の古畑種基という人たちに支持されて、 多くの分野でたくさんの注目を集めましたが、論文もたくさん書かれて、 結局は学会で否定されてしまいます。
その後は特に大きく取り上げられることも無かった(大日本帝国陸軍という軍隊で、 兵隊たちを分類して部隊編成に役立てる研究がありましたが期待した結果はでませんでした。 )のですが、1971年、その古川竹二の教え子だった子の弟・能見正比古が古川の研究を使って、 「血液型でわかる相性」という本を出版しました。 たくさんの人に知られることになったのはこの時でしょう。
しかし、ここでも学者たちによる検証の結果、数値の大半はデタラメだとなりました。 近年でも、そのデータの裏づけは取れていません。
と、ここまで書きましたが、血液型によって性格が分類できるということは現在では無理のようですね。 でもやってみると当たっていたりして面白かったりします。 ゲームのような感覚でやってみてもいいんじゃなかと思います。
pickup
Last update:2022/12/6